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2025.12.13 | | edit
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窓を叩く雨に ふと目を覚ました
君を不安にさせる 遠ざかる喧騒
街を駆け抜けていく 車のスピード
やけに早く感じる 月も見えないのに
もういくつめの電信柱
数えるのは飽きた
目的地に着くまでは 寝ていよう
そんな日もある
あたたかな腕の中で やわらかな夢を見る
雨の降る この世界の色を変えても
君はまだ気付かない 戻れない街はない
夕闇に 虹は見えないとしても
月の雫吸い込み 眠る星月夜
そっと耳をそばだてて 風の音を聞こう
冷えたアスファルト踏んで 跳ねるように降り立つ
君の背中うそぶく 本当は泣いてるのに
歩き出そう月の散歩
家に背を向けて
目的地はないものさ 時のまま
大地を蹴ろう
太陽が街を照らす 逃げてゆく星達
白い空が 光まとい色を変えるよ
君はまだ気付かない 変わらない明日はない
陽だまりに 光る雫が消えるように
家に帰ろう 3つ目の曲がり角
夢から覚めた君が 顔を出す丘へ
猫なで声ひとつ投げて また夢の中
君はまだ気付かない 戻れない街はない
夕闇に 虹は見えないとしても
君はまだ気付かない 変わらない明日はない
陽だまりに 光る雫が消えるように
2002.01.24 | Comments(0) | 月のあかり猫のひとみ | edit