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2025.01.11 | | edit
窓を叩く雨に ふと目を覚ました
君を不安にさせる 遠ざかる喧騒
街を駆け抜けていく 車のスピード
やけに早く感じる 月も見えないのに
もういくつめの電信柱
数えるのは飽きた
目的地に着くまでは 寝ていよう
そんな日もある
あたたかな腕の中で やわらかな夢を見る
雨の降る この世界の色を変えても
君はまだ気付かない 戻れない街はない
夕闇に 虹は見えないとしても
月の雫吸い込み 眠る星月夜
そっと耳をそばだてて 風の音を聞こう
冷えたアスファルト踏んで 跳ねるように降り立つ
君の背中うそぶく 本当は泣いてるのに
歩き出そう月の散歩
家に背を向けて
目的地はないものさ 時のまま
大地を蹴ろう
太陽が街を照らす 逃げてゆく星達
白い空が 光まとい色を変えるよ
君はまだ気付かない 変わらない明日はない
陽だまりに 光る雫が消えるように
家に帰ろう 3つ目の曲がり角
夢から覚めた君が 顔を出す丘へ
猫なで声ひとつ投げて また夢の中
君はまだ気付かない 戻れない街はない
夕闇に 虹は見えないとしても
君はまだ気付かない 変わらない明日はない
陽だまりに 光る雫が消えるように
2002.01.24 | Comments(0) | 月のあかり猫のひとみ | edit